書物への旅(第1期) 記事一覧

撮影:武本宗一郎
『書物への旅』 著者:吉田 隼人
第59回角川短歌賞受賞、現役早稲田大学院生による自身の読書体験にまつわるコラム
2015.11.14更新 New!!
第十二回 時間についてのエスキース
今回のテーマは「時間」。日常系アニメ『ゆゆ式』から「アウグスティヌス」、京都学派の「波多野精一」「西田幾多郎」「九鬼周造」、「アンリ・ベルクソン」そして「吉田健一」、「坂口安吾」まで。
連載開始して一年経ちました。次回からは、また新たな体裁で吉田隼人さんによる連載がスタートします。これからもどうぞご期待ください。
<過去の記事>
2014.11.17更新
第一回 世界は一冊の美しい書物に近付くべく出来ている
2014.12.26更新
第二回 一行のボオド「レエル」
2015.1.30更新
第三回 劇的人間(ホモ・ドラマティクス)と劇場型人間(ホモ・テアトリクス)
2015.2.24更新
第四回 見ることのドラマトゥルギー
2015.3.30更新
第五回 美とは虚無のまたの名――定家の人外境
2015.5.11更新
第六回 ブライヤーは何の花?――方向音痴の〈知〉的散策
2015.6.12更新
第七回 放課後の物騙り、存在の夏休み――稲生平太郎/横山茂雄
2015.7.14更新
第八回 翻訳の悪無限--コトバの/と哲学
2015.8.11更新
第九回 終る世界のエクリチュール
2015.9.2更新
第十回 かるてしうす異聞 ――Une vie imaginaire de René Descartes
今回は、デカルトにまつわる、とある“少女人形”の逸話を軸に話が進んでいきます。
2015.10.9更新
第十一回 一輪の花の幻――体験と言語
体験を前にした言語の限界に身を置いたときに立ち現れる、「一輪の花の幻」をめぐる書物の旅。詩人・多田智満子の「薔薇宇宙」からはじまり、ジャン・ポーランの『タルブの花』〜バタイユの内的体験〜原民喜『夏の花』まで。
◉第一歌集『忘却のための試論』特典付通販ページ
★吉田隼人さんの第一歌集の詳細が発表されました
『忘却のための試論 UN ESSAI POUR L’OUBLI』
四六判変形、並製、144ページ
定価:本体1,900円+税
ISBN978-4-86385-207-5 C0092
装幀 毛利一枝
装画 長岡建蔵「内省天使」
好評発売中

撮影者 武本宗一郎
吉田隼人 プロフィール
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1989年4月25日、福島県伊達郡保原町(現在の伊達市)に生まれる。
町立の小中学校、県立福島高校を経て、2012年3月に早稲田大学文化構想学部(表象・メディア論系)卒業。
2014年3月、早稲田大学大学院文学研究科(フランス語フランス文学コース)修士課程を修了。修士論文「ジョルジュ・バタイユにおけるテクストの演劇的=パロディ的位相」。現在は博士後期課程に在学。
中学時代より独学で作歌を始め、2006年に福島県文学賞(青少年・短歌の部/俳句の部)、2007年に全国高校文芸コンクール優秀賞(短歌の部)をそれぞれ受賞。
2008年、大学進学と同時に早稲田短歌会に入会。「早稲田短歌」「率」などに作品や評論を発表。
2012年、「砂糖と亡霊」50首で第58回角川短歌賞候補。
2013年に「忘却のための試論」50首で第59回角川短歌賞を受賞。早稲田短歌会ほかを経て、現在無所属。
「現代詩手帖」2014年1月号から2015年12月号まで短歌時評を連載。「コミュニケーションギャラリー ふげん社」ホームページに2014年11月からエッセイ「書物への旅」を連載。
コラム『書物への旅』で紹介された本のご注文が可能です。
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恐れ入りますが、紹介されている書籍の中には、絶版や品切れのものもございます。
絶版・品切れの書籍はお取り寄せできませんのでご了承ください。
当店の書棚には、吉田隼人さんによる選書のコーナーがございます。
これまでにコラムで紹介された本や、フランス文学や短歌に関する本が置いてあります。
ご来店された際はぜひこちらもご覧ください。
オンラインと書店の両方であわせてお楽しみいただければ幸いです。